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【高難度の】模試で数国偏差値80越から

大学受験② 夏明け&参考書【情報戦】

[夏休み明けのこの時期について]

 

 こんにちは!高校生の夏休み、特に高校3年生の夏休み明けは久しぶりに同級生に会って、お互いの学力がどれだけ上がったのか、どれだけの差がついたのか、つけられたのか、が気になりますよね。

 

自分は夏前の時期にサッカー部を引退したので勉強に集中できましたが、部活を引退していないで夏を過ごした数人の友達は半分現役合格を諦めていた人も多かったような気がします( ̄∇ ̄)

 

僕がこの時期みなさんに伝えたいことは夏休みの勉強で学力の伸びに満足してはいけません。

よく言われるのが、大学受験はセンター試験〜二次試験(本試験)までに第二の夏休みがあると言われています。しかし本当に重要なのは、9月〜12月までの時期です。

 

ここの時期は二次の勉強から一旦センター試験の勉強に写ったり、過去問を本格的に解き始めたりなど、学習計画を立てることが非常に大切です。しかし自分がお勧めするのは、早めにセンター試験の対策をしつつ二次と並行して行くやり方です。いずれブログにしようと思いますが、自分はセンター試験を舐めていて苦労しましたし、なんだかんだセンターを高得点取れている人は合格しています。

 

塾や学校の先生がおっしゃるには、センター試験が一番緊張して、一番想定どうりいかないものです。実際自分の周りもそのような印象を受けました。文系の高校生は、英語、古文漢文、社会科目、理科基礎は絶対的な得点源ですし、量が圧倒的に物を言います。(中学生の時に成績が真ん中くらいの人でも努力して8割、9割を取れている人は以外と多いです。)

 

[過去問について]

九月に入ると、過去問を扱う機会が増えると思います。ではそこで、過去問の活用の仕方について話したいと思います

まず、よく言われていることでは

  1. 赤本の最新年度は解かない
  2. 本番と同じ緊張感で解く
  3. 大切なのは復習
  4. 10年分は解く

ですがここには大きな危険が潜んでいます

ここで一度、僕なりの大切だと思われる項目をあげてみます

  1. 赤本の最新年度とその前年度も解かない
  2. 本番と同じ緊張感で解くのは一年だけ、特に数学は9月の時点で時間は計らない
  3. 大切なのは復習だが、赤本の模範解答を信用しすぎてはいけない
  4. 過去問は極端に傾向が変わっていなければ手に入るだけ解く

さあ、それでは説明をしていきましょう。

 

まずは1について。自分の周りでもよく最新年度は解いてないけれど、その前の5年分くらいを解いてしまい、本番の試験前にやることがなくなってしまう人がいました。実際、本当にセンター試験なんて勉強しなくても余裕だという人(余裕とはもちろん100点のことでそんな人僕は見たことありません)以外はどうしてもセンター試験直後に二次試験問題を解いてみると、「二次試験の感覚を忘れていた」という理由で点数が下がりがちです。ここで二次試験の問題に対する感覚を早く戻さないと、「あんなに勉強してたのに二次試験で点が取れないかも」と精神的にきつくなってしまいます。ここで、最新年度の前の年の問題を持っていると、早く感覚を取り戻すことができます。9〜12月に過去問を不安になって解きまくるのはやめたほうがいいです。

 

次に2について。本番と同じ緊張感で問題を解くのは確かに大切なことです。しかし、何の為に本番と同じ緊張感で解くのかを考えたことはありますか?僕は大きく分けて二つの意味があると思っていて、それは、”本番と同じ緊張感で何点取れるのか”と”本番に向けたメンタルのトレーニング”です。しかし、僕はこの二つに対して疑問があります。本番と同じ緊張感で何点取れるのか、というのは1回で十分だとおもいます。これは、今の力試し、というだけで9〜12月にそんな高得点を出せるわけもありません。メンタルのトレーニングもシビアな受験を乗り越えるためには大切なことではありますが、学校のテストや模試で十分であると思います。

そしてここで最も伝えたいことは数学は時間を図る必要は無い、ということです。数学が伸びる時期はとても遅く、9〜12月の時点で高得点は取れません。また、実際の本番では数学は満点をとる意識ではなく、ある程度捨てる問題=解かない問題を作ることになります。逆にいえば、時間を決めても大学受験の数学は満点を取れるような難易度、問題量では無いことがほとんどです。そんな問題に制限時間を決めて解いても、問題に目を通すことすらできない、ということが起こり、どの問題が難しいのかを判別する力がつかない、各大問の簡単な問題だけ解いて答えを見るため応用的な力がつかない、という風になってしまうでしょう。自分の周りでも、数学ができないと言ってる人は応用的な問題を思考する時間が少ないのでは無いか、と思うことが多いです。僕は実際、「分からなかったら分かるまで何日も悩み続けろ」と言われて数学を勉強しました。ここまで極端でなくとも、少なくとも1日は暇な時に考えて見て、翌日に答えを見るようにすれば、数学は伸びると思います。(基礎はできてる前提です笑)

 

次に3について。これに関しては最初のブログにも書きましたが、赤本の模範解答作成者がどれだけ大学の教授のレベルについていけるかは疑問があります。(特にっていうか記述に関して)何度もいうようですが能力のある先生ほど、赤本の解答に対していちゃもんをつけているような気がします。これは、赤本だけではなく、他の大手の予備校の出している模範回答に対しても言えることです。僕の主観だと、信用できるのは駿台と河合でそれ以外(特に東進)に関しては信用できない気がします。僕がお勧めするのは、様々な先生やチューターに意見を求めること、解答を見比べることです。大学側から解答が発表されていない限り記述問題には絶対に100パーセント正しい答えは無いので、自分で少しでも大学側が求めている答えに近づけるようにしましょう。

 

最後に4について。これは、自分の中では当たり前のことだったのですがどうやら過去問を10年、15年やるだけで満足している人がいるみたいです。過去問は多少の傾向が変わったとしてもその大学のための問題として最もふさわしいものである(特に記述)ということを忘れてはいけません。学校の過去問置き場や先生に頼めば何年かの過去問を入手できると思います。実際に僕も志望校の過去問は第一志望に関しては30〜40年分くらい解いたと思います笑

 

[最後に]

多くの受験生が9月〜を辛いと思うんじゃ無いでしょうか。しかし2018年のサッカーW杯のように直前までうまくいかないでもがいていた方が良い結果を残せることもあります。スポーツでは直前までうまくいかないほうが良い時もたまにあります。A判定でも落ちる人、D判定でも受かる人はいるのでこの時期に模試で一喜一憂せずひたすらに勉強することが大切です。頑張ってください。